新学習指導要領
「2020年代に向けた教育の情報化に関する懇談会の最終まとめおよび情報化加速化プラン」最終まとめ(2016年7月28日)をもとに「学習指導要領」の改訂が行われました。
- 小学校 新学習要項へ改訂 2017年(平成29年)告示
- 中学校 新学習要項へ改訂 2017年(平成29年)告示
- 高等学校 新学習要項へ改訂 2018年(平成30年)告示
平成29・30年改訂学習指導要領のくわしい内容
(文部科学省ホームページhttps://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/1383986.htm)

プログラミング教育に関する有識者会議
小学校の新学習要項を具体的に進めるため、
「小学校段階における論理的思考力や創造性、問題解決能力等の育成とプログラミング教育に関する有識者会議」
が2016年5月13日~2016年6月3日まで3回に分けて行われました。
第3回会議では、下記の取りまとめ資料が報告されています。
小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(議論の取りまとめ)
(文部科学省ホームページhttps://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/122/attach/1372525.htm)
小学校教育における実施の在り方
「プログラミング的思考」を身に付ける。
コンピュータの働きを自分の生活に生かそうとする姿勢を持たせる。
ICT環境の整備
学校におけるICT環境の整備について(教育のICT化に向けた環境整備5か年計画2018(平成30)~2022年度))にもとづき整備が進んでいます。
文部科学省ホームページ(https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/1402835.htm)
ノート型コンピュータ タブレット の配備、
無線LAN環境の整備、
安全性の確保されたネットワークの構築等
教育の情報化に関する手引
2019年2月4日から2020年(平成32年)3月31日まで「教育の情報化に関する手引作成検討会」が第1回~第3回に分けて行われました。
ここで、新学習指導要領に対応して授業を進めるための「教育の情報化に関する手引」が作成されています。
(「教育の情報化に関する手引」 https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/detail/mext_00117.html)
小学校プログラミング教育のねらい
プログラミング的思考を育むこと。
プログラミング言語(コーディング技術)の習得は目的ではない としています。

プログラミング的思考とは
プログラミング的思考とは、意図を実現するために論理的に考えていく力のこと とされています。

学習活動の分類
教育課程内 教育課程外に分け、以下の6パターンに分類しそれぞれの実施事例が記載されています。
A、B :プログラミングに取り組む必要。
C :学校による創意工夫により設ける。
D :クラブ活動。
E,F :児童の関心興味に基づいて地域や企業・団体等の協力を期待。

コンピューターを使わずに行う指導(CSアンプラグドプログラミング)
コンピューターを使わないアンプラグドプログラミングは、主に低学年の児童対象。
コンピューターをほとんど使わないカリキュラムは望ましくないとなっています。
未来の学びコンソーシアム(https://miraino-manabi.jp/content/186)の実施事例で紹介されています。
【参考】
未来の学びコンソーシアムとは、プログラミング教育に関する教育課程内外における取り組みや教材など必要な情報を共有するポータルサイト。
【参考】CSアンプラグドプログラミング提唱 著作物と提唱者
「Computer Science Unplugged」authorship Tim Bell ( a New Zealand computer scientist)
Ian H.Witten(computer scientist at the University of Waikato)
Mike Fellows(computer scientist at the University of Bergen)
CSアンプラグドプログラミングを教える無料の教材集
https://csunplugged.org/en/


