プログラミング教育 教科書 指導内容

プログラミング教育　教科書は学校によって違います。

学校で使われる教科書の採択は、公立学校では学校を設置する市町村や都道府県の教育委員会で国や私立学校では学校長が行います。

そのため学校で採択される教科書によってプログラミング教育の内容は違います。

お母さん

うちの子の学校の教科書は何を使ってるんだろう？

このページでは、2020年度から使われる小学校プログラミング教育教科書のプログラムに係る部分についての一覧をもとに、教科書ごとのプログラム教育概要を記載しています。

2020年度から使用される教科書の中のプログラミング教育内容

教科書ってたくさんの種類があるのね

先生

教科書の種類はたくさんあって、コンピューター教育で論理的に考えていく力を身に着ける方法もいろいろなやり方があるんですよ。

教科書別プログラミング教育の概要

2020年度からプログラミング教育に使用される教科書の特色を整理しました。

お子さんが通う学校で採択される教科書に合わせてご参考にしてください。

大日本図書

1年生算数：命令の書かれたカードを使って迷路の中のゴールを目指す。

2年生算数：命令の書かれたカードを組み合わせてすごろくのゴールを目指す。

3年生算数：答えが正しく導かれるようにフローチャートの穴埋めをする。

4年生算数：算数の計算過程（アルゴリズム）をフローチャートで表す。

5，6年算数：スクラッチ(Scratch)を使って多角形やグラフを作図する。
(https://scratch.mit.edu/projects/205295701)

6年生理科：MESHを使って明るさセンサーなどのIOT機器やLEDを制御する。
(MESHは、ソニーの新規事業創出プログラムから生まれたプロダクトです。)
詳しくはMESHホームページ(https://meshprj.com/jp/)を参照してください。

学校図書

1年算数：パソコン上で機能ブロックを使って画面上でロボットを動かす

2年算数：パソコン上で機能ブロックを使って指示通りにリングを動かす。

3年算数：パソコン上で複数の玉から重さの違う玉を見つけ出すロジックを書く。

4年算数：パソコン上で頂点が書かれたブロックを使って一筆書きをするロジックを書く。

5年算数：パソコン上で進む距離や回る角度を指定するブロックを組み合わせて多角形を描く。

6年算数：パソコン上で数値が書かれたカードの動きを見て並べ替え（ソート、バブルソート）アルゴリズムを考える。

6年理科：シミュレーターツール上でLEDの点灯を制御するプログラミングをする。

東京図書

5年上算数：教科書上でブロックを使うイメージをつかんでからスクラッチ(Scratch)に似たデジタルツール上で公倍数を求めるプログラミングをする。

5年下算数：教科書上でブロックを使うイメージをつかんでからスクラッチ(Scratch)に似たデジタルツール上で正多角形を描くプログラミングをする。

6年算数：教科書上でブロックを使うイメージをつかんでからスクラッチ(Scratch)に似たデジタルツール上で中央値、平均値、最頻値を求めるプログラミングをする。

6年理科：MESHの人感センサーやLEDを機能ブロックを組み合わせたプラグラミングで制御する。
(MESHホームページ(https://meshprj.com/jp/)

教育出版

5年算数：スクラッチ(Scratch)に似たデジタルツール上で命令の書かれたブロックを組み合わせて正多角形と円を描く。

6年理科：スクラッチ(Scratch)に似たデジタルツール上で命令の書かれたブロックを組み合わせて歩行者用信号機の制御をプログラミングする。

新興出版社啓林館

5年算数：デジタルツール上で命令ブロックを組み合わせて多角形を描く。

5年算数：スクラッチを使って倍数を求めるプログラミングをする。
(スクラッチ　プロジェクト https://scratch.mit.edu/projects/289186646)

⽇本⽂教出版

5年下算数：スクラッチを使って正多角形を描くプログラムを作る。
(スクラッチ　プロジェクトhttps://scratch.mit.edu/projects/367310448)

新興出版社啓林館

6年算数：円の面積を見積もる学習をプログラミングする。
(スクラッチ　プロジェクトhttps://scratch.mit.edu/projects/289191929)

6年算数：条件にあう整数を見つけるアルゴリズムをプログラミングする。
(スクラッチ版コンテンツ有)

6年理科：デジタルコンテンツ上で条件に合わせて玄関ライトの点灯制御をおこなう。

信州教育出版

6年理科：詳細不明。

開隆堂出版

56年上図画⼯作：スクラッチのMESH機能を利用してのメッセージ送受信を行う。

56年家庭：生活と結びついているプログラミングについて，電化製品を例に生活とのかかわりを考える

5年外国語：詳細不明。

電子情報技術産業協会（JEITA）

⼩学⽣以上：アルゴリズムを学習する。

アルゴロジックは、入門編～上級編までの問題を学習。

アルゴロジック2は、順次処理、繰り返し処理、分岐処理の考え方を学習。

お絵描きアルゴロジックは、コマンドブロックを並べてロボットを動かせます。
(https://home.jeita.or.jp/is/highschool/algo/)

コンピューター教育の教科書による違い

採択する教科書によって、小学校でのコンピューター教育の開始時期や内容に特色があります。

学校のICT機器の導入状況にもよります。
主にアンプラグドプログラミング（コンピューターを使用しない）で論理的な考え方を身に着ける方法が中心となっていますが、

早ければ1年生からパソコンやタブレットを操作してScratchに似たビジュアルプログラミングツールを使い命令ブロックを並べて画面を動かしてみるところもあります。

コンピューター教育の教科書は、小学校5年　6年の算数　理科が中心となっています。

教育環境は、専用のビジュアルプログラミング環境をつかっている場合とスクラッチ（Scratch）環境を利用している場合があります。

また、理科のプログラミング教育では、実際にセンサーやＬＥＤ（発光ダイオード）を使う場合は、Meshの製品(MESHホームページ(https://meshprj.com/jp/)を使っています。

もし、予習や復習するためのコンピュータースクール通いやオンライン教育をお考えの場合は、学校がどの教科書を採択しているかよく確認してくださいね。

先生

どの教科書を使っているか確認してみてくださいね。